PCデスクが狭いときの省スペース化|机の上の物を減らして作業スペースを増やす方法
PCデスクが狭いとき、原因はPCそのものだけとは限らない。
PCデスクが狭いとき、原因はPCそのものだけとは限らない。
モニター、ノートPC、キーボード、PC本体に加えて、
- 飲み物
- ヘッドホン
- スマホ
- 電源タップ
- 文房具
- 充電器
- ケーブル
- 書類
まで机の上に置くと、作業に使える面積はかなり減る。
省スペース化で先に考えたいのは、何を買うかではなく、机の上に残す必要がある物と、横・下・外へ逃がせる物を分けること。
先に結論
机が狭いときは、次の順番で考えると余計な物を増やしにくい。
| 机を狭くしている物 | 先に考えること | 必要なら使う物 |
|---|---|---|
| 飲み物・ヘッドホン | 天板に置く必要があるか | デスク横のホルダー |
| 電源タップ・充電器 | 天板上に常設する必要があるか | クランプ固定、デスク下収納 |
| 文房具・小物 | 毎回使う物か | 引き出し、サイド収納 |
| ノートPC | 画面を使うか | 閉じて使うなら縦置き |
| モニター台座 | 奥行きを圧迫しているか | モニターアーム |
| キーボード | 手元の作業面を塞いでいるか | キーボードスライダー |
| デスクトップPC本体 | 机上に置く必要があるか | 机外・デスク下へ移動 |
| 必要な物だけでも置けない | 天板そのものが足りないか | デスクエクステンダー |
大きな物から1つずつ天板の外へ出し、それでも足りなければ面積を足す。
この順番なら、モニターアームだけに頼らず、ノートPCでもデスクトップPCでも使える。
まず「机の上に置かなくていい物」を外へ逃がす
PCの配置を変える前に、机上にある非PC用品を見る。
飲み物
マグカップやペットボトルを机上に置くと、その面積だけでなく、こぼしたときに困る範囲まで空けておきたくなる。
毎日飲み物を置くなら、デスク横へ付けるカップホルダーは相性がいい。
机の天板に置く必要がなくなり、マウスや書類の横を空けやすい。
ヘッドホン
ヘッドホンも、使っていない時間は机上に置く必要がない。
スタンドを天板へ置く方法もあるが、省スペース目的ならデスク横や天板下へ掛ける方が面積を使いにくい。
電源タップ・充電器
電源タップを机の上へ置いている場合も、天板の端を継続的に使う。
頻繁に抜き差しするなら、机の側面へ固定できるホルダーを使う方法がある。
ほとんど触らないなら、デスク下へ逃がす方が天板は空く。
文房具・小物
ペン、USBメモリ、リモコン、ハサミ、メモ帳などが少しずつ机上へ増えると、まとまった空き面積がなくなる。
毎日使う小物だけを残し、それ以外は、
- デスク下の引き出し
- デスク横の収納
- 有孔ボード
- 壁面収納
へ移す。
小物を「机の上で整列させる」だけでは、面積そのものはあまり増えない。
次に、PC環境ごとに大きな占有物を見る
非PC用品を外へ出しても狭いなら、PC側を見る。
ノートPCだけで使っている
ノートPCは画面・キーボード・本体が一体なので、機器数は少ない。
それでも狭いなら、
- ノートPCの横にA4書類を置けない
- マウスを動かす場所が足りない
- ノートや教材を開けない
というように、天板そのものの面積不足が起きている可能性が高い。
ノートPCを開いて使う人に縦置きスタンドは意味がない。
まず非PC用品を外へ出し、それでも足りない場合に天板追加やデスクの見直しへ進む。
ノートPC+外部モニター
ここは、ノートPC画面を使うかどうかで分かれる。
ノートPC画面も使うなら、開いたまま置く必要がある。
外部モニターだけで使うなら、ノートPCを閉じた状態で使える場合があり、縦置きへすると占有面積を減らせる。
同じノートPCでも、画面を使う人と使わない人では必要な省スペース用品が違う。
デスクトップPC
デスクトップでは、
- モニター
- キーボード
- マウス
- PC本体
が別々になる。
PC本体を机上に置いている場合、本体を移すだけで大きな面積が空くことがある。
ただし、床やデスク下へ移す場合は、ホコリ、通気、掃除、足やイスとの衝突まで確認する。
詳しくはデスクトップPCを床置きする場合の対策で扱う。
複数モニター
2枚以上のモニターでは、横幅だけでなく台座の数と奥行きも増える。
この場合はモニターアームの効果が出やすい。
ただし、重量、VESA規格、クランプ位置、アームの可動域を確認してから選ぶ。
外部モニターだけで使うノートPCは縦に逃がせる
ノートPCを閉じて外部モニターだけで作業するなら、本体を横置きする必要はない。
ELECOM PCAWLTSV04SV
ノートPCまたはタブレットを1台縦置きできるスタンド。
15.6インチまでのノートPCに対応し、はさみ幅は約10~24mm。
向く条件
- 外部モニター中心でノートPC画面を使わない
- PCを閉じた状態で使える
- 本体厚が対応範囲に入る
注意 閉じた状態での使用可否や排熱条件はPC側の仕様にもよる。スタンドに入ることだけで判断しない。
モニター台座が邪魔ならアームで浮かせる
モニターアームは、モニター台座が狭さの原因になっている人向け。
外部モニターを使っていない人には不要。
ELECOM DPA-SL05BK
17~32インチ、約2~8kgに対応するシングルモニターアーム。
VESA 75×75mm / 100×100mmに対応し、クランプ式とグロメット式の両方が使える。クランプは天板厚10~80mm、グロメットは10~40mm。
向く条件
- モニター台座が奥行きを使っている
- モニターがVESA対応
- モニター重量が対応範囲内
- 天板へ取り付けられる
注意 インチ数だけで決めず、モニター重量、VESA、天板裏の補強材やフレームを確認する。
モニターアームを取り付けにくい机では、モニター台で上下に空間を分ける方法もある。
キーボードが手元を塞ぐなら机下へ逃がす
外付けキーボードを常設すると、書類やノートを広げる場所がなくなることがある。
使わない時間にキーボードを机下へ収納できれば、手元面を戻せる。
サンワダイレクト 100-KB004
有効面は約51×20cm。
クランプで後付けでき、対応する木製天板は厚さ15~40mm。使わないときはスライドして机下へ収納できる。
向く条件
- 外付けキーボードを使っている
- キーボードを退避すれば作業面が戻る
- 対応する天板へ取り付けられる
注意 引き出し、補強材、フレームが干渉する机では取り付けにくい。
ノートPC内蔵キーボードだけで作業する人には不要。
PC本体が机上にあるなら、大きい物から先に動かす
デスクトップPC本体が机上にあるなら、モニター台座より本体の方が大きな面積を使っていることもある。
その場合は先にモニターアームを買うより、本体を机外へ移せるか確認する方が効きやすい。
床やデスク下へ移すときは、
- 吸排気
- ホコリ
- 掃除
- イスとの接触
- 電源ボタンやUSB端子へのアクセス
まで確認する。
具体的な設置方法はデスクトップPCを床置きする場合の対策へ分ける。
必要な物だけでも狭いなら、天板そのものを増やす
ここまで物を外へ逃がしても、
- ノートPCとA4書類を同時に広げたい
- キーボードの手前にノートを置きたい
- マウスを動かす場所が足りない
なら、収納ではなく実際の面積不足。
机を買い替える前に、クランプ式の拡張天板を付けられる場合がある。
サンワダイレクト 100-KB011BK
既存デスクへクランプで後付けするデスクエクステンダー。
天板部分は約65×23cm、耐荷重は5kg。対応する天板厚は15~40mmで、使わないときは天板下へ回して収納できる。
向く条件
- 必要な物だけにしても作業面が足りない
- 書類やノートを広げる面を追加したい
- デスクをすぐ買い替えたくない
- クランプ可能な天板
注意 机の下にフレーム、引き出し、補強材があると取り付けられない場合がある。
配線整理は「面積を空けた後」
ケーブルトレーやケーブルホルダーは見た目を整えやすい。
ただし、モニター、PC本体、ノートPC、キーボード、飲み物などに比べると、回収できる天板面積は小さいことが多い。
順番は、
- 不要な物を机上から外す
- 大きな占有物を横・下・外へ逃がす
- 必要なら天板を増やす
- 最後に配線を整える
で考える。
USBポート不足ならUSBハブでポートを増やす方法へ、映像・LAN・給電までまとめたいならUSB-Cドッキングステーションへ分ける。
それでも狭いなら、机を買い替える
省スペース用品で解決しやすいのは、
- 今ある天板をうまく使えていない
- 机上へ不要な物が多い
- 少しだけ面積を追加すれば足りる
場合。
必要な物だけを残しても、
- ノートPCと必要書類を同時に置けない
- モニターとの距離を確保できない
- マウス操作面が残らない
- 拡張板を付ける場所もない
- PC本体を移しても足りない
なら、アクセサリーを増やし続けるより机そのものを見直した方がいい。
買わなくていい物
モニターアーム
外部モニターを使っていないなら不要。
台座が狭さの原因でなければ、省スペース目的だけで追加する必要はない。
ノートPC縦置きスタンド
ノートPC画面を使うなら不要。
閉じて外部モニターだけで作業する人向け。
キーボードスライダー
ノートPC内蔵キーボードだけで作業する人には不要。
デスクエクステンダー
机上の物を減らすだけで必要面積が戻るなら不要。
収納用品
物を減らせるなら、収納を増やすより先に減らす。
収納用品そのものが新しい占有物にならないかも確認する。
購入前チェック
共通
- 何が一番大きく天板を使っているか
- 机上に残す必要がある物か
- 横・下・外へ逃がせないか
- 天板の厚み
- 天板裏のフレーム・補強材・引き出し
- クランプを付けられる位置
ノートPC
- 画面を使うか
- 閉じた状態で使うか
- 本体厚
- 吸排気位置
モニター
- VESA規格
- 本体重量
- 台座が本当に狭さの主因か
デスクトップPC
- 本体を机外へ移せるか
- 通気
- ホコリ
- 操作・掃除のしやすさ
関連商品|PC以外の物を机の外へ逃がしたいとき
ここからは主役商品ではない。
PCの置き方を変えたあと、飲み物・ヘッドホン・電源タップ・小物がまだ天板を使っている人向け。
迷ったらこの順番
1. PC以外の物を減らす
飲み物、ヘッドホン、電源タップ、小物を机の横・下へ。
2. PC側の大きい物を見る
ノートPC、モニター台座、キーボード、PC本体。
3. それでも足りないなら天板を増やす
後付け拡張が可能か確認。
4. それでも足りないなら机を見直す
アクセサリーを増やし続けない。
PCデスクの省スペース化は、PCの置き方だけを変えることではない。
机の上に残す物を減らし、使わない物や常設する必要のない物を横・下・外へ逃がす。
そのうえでPC本体、モニター、キーボードなど大きな占有物を見直す。
この順番なら、ノートPCでもデスクトップPCでも、今ある机から作業スペースを取り戻しやすい。