BluetoothがないPCに後付けする方法|USBアダプターの選び方
Bluetoothを搭載していないPCでも、USB Bluetoothアダプターを追加すれば、Bluetoothマウス・キーボード・イヤホンなどを接続できる。
Bluetoothを搭載していないPCでも、USB Bluetoothアダプターを追加すれば、Bluetoothマウス・キーボード・イヤホンなどを接続できる。
この用途では、大型の増設カードまで必要になることは少ない。
Bluetoothだけ追加したいなら、まずUSB-Aへ挿す小型アダプターから考える。
Wi-Fiも同時に追加したい場合は別で、デスクトップPCをWi-Fi化する記事のUSB Wi-Fi子機やPCIe Wi-Fiカードの方が構成をまとめやすい。
先に結論
- Bluetooth 5.4の小型USBアダプターを選びたい → TP-Link UB500
- 国内メーカーでBluetooth 5.3・Class2・約10mを明示した製品を選びたい → エレコム LBT-UAN06C2/EC
- Wi-Fiもない → Bluetooth単独アダプターだけでなくデスクトップPCをWi-Fi化する記事も確認する
Bluetooth 5.4だから、古いBluetooth機器が自動的に5.4の性能になるわけではない。
接続する機器側の対応規格・プロファイルにも左右される。
買う前に確認すること
本当にBluetoothがないか
Windowsでは、設定画面やデバイスマネージャーでBluetooth機能が存在するか先に確認する。
Bluetooth内蔵PCで一時的に認識しないだけなら、USBアダプターを買う前にメーカーのドライバー・BIOS・Windows側設定を確認した方がいい場合がある。
USB-Aポートが空いているか
今回の2候補はいずれもUSB-A接続。
薄型ノートPCでUSB-Cしかない場合は、そのままでは挿せない。
USB-C変換を重ねるより、PC側の構成に合う方法を選ぶ。
対応OS
Bluetoothアダプターは、Bluetoothのバージョンだけで選ばない。
使用するWindowsのバージョンに対応しているかを先に見る。
今回の候補では、
- TP-Link UB500:Windows 11 / 10 / 8.1 / 7
- エレコム LBT-UAN06C2/EC:Windows 11 / 10 / 8.1
が公式対応範囲。
すでにBluetoothが内蔵されている場合
内蔵BluetoothがあるPCへUSBアダプターを追加すると、既存ドライバーや内蔵機能との競合でそのまま動かない場合がある。
エレコムのマニュアルでも、Bluetooth内蔵PCで使用する場合は、内蔵Bluetoothを無効化し、不要な関連ドライバー・ソフトウェアを整理するよう案内している。
「電波を強くしたいから、とりあえず追加で挿す」という使い方はしない。
2候補の違い
| 商品 | Bluetooth | 出力 | 対応OS | サイズ感 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| TP-Link UB500 | 5.4※ | ― | Windows 11/10/8.1/7 | ナノサイズ | 小型・対応範囲を優先 |
| エレコム LBT-UAN06C2/EC | 5.3 | Class2 | Windows 11/10/8.1 | 約2g | 距離・Class表記を確認したい |
小型でBluetooth 5.4を追加する
TP-Link UB500
USB-Aへ挿すナノサイズのBluetoothアダプター。
TP-Linkの現行日本ページではV3をBluetooth 5.4対応として案内している。公式サポートではV2も最新ドライバーでBluetooth 5.4対応となっている。
公式対応OSはWindows 11 / 10 / 8.1 / 7。
Bluetooth非搭載PCへ、マウス・キーボード・ヘッドホンなどのBluetooth接続を追加する基本候補として使いやすい。
向く人
- Bluetoothだけを手軽に追加したい
- PCから大きく出っ張るアダプターを避けたい
- Bluetooth 5.4として使える小型モデルを選びたい
- Windows 7まで含めた公式対応範囲が必要
注意
UB500には複数のハードウェアバージョンがある。
Amazon.co.jpの現行商品ページでは、出荷される製品にV2とV3の両方が含まれる場合があると明記されている。
そのため「V3が届く商品」として紹介しない。
TP-Link公式サポートではV2も最新ドライバーでBluetooth 5.4対応となっているため、この記事ではUB500をBluetooth 5.4利用候補として扱い、ハードウェア版を固定しない。
届いた個体のハードウェアバージョンを確認し、対応する公式ドライバーを使用する。
Class2・約10mを明示した国内メーカー候補
エレコム LBT-UAN06C2/EC
USB-A接続のBluetooth 5.3アダプター。
Bluetooth Power Class2で、公式仕様では最大通信距離は見通し約10m。Bluetooth Low Energyにも対応する。
対応OSはWindows 11 / 10 / 8.1。USBインターフェースはUSB 2.0で、本体重量は約2g。
向く人
- Bluetooth 5.3で十分
- Class2・通信距離の仕様を明確に確認して選びたい
- エレコムのWindows向けマニュアルを確認しながら設定したい
- マウス・キーボード・イヤホンなど一般的なBluetooth機器を追加したい
注意
最大通信距離約10mは「見通し」での仕様。
壁、机、PC本体、2.4GHz帯の混雑などで実際の通信状態は変わる。
また、Bluetooth内蔵PCで使う場合は、内蔵Bluetoothや既存ドライバーとの競合を避けるため、マニュアルの手順を確認する。
Bluetooth 5.3と5.4の差だけで決めなくていい
Bluetoothの新しいバージョンは選択材料にはなるが、マウスやイヤホンをつなぐだけなら、規格番号だけで体感差が決まるわけではない。
重要なのは、
- PCのOSに対応している
- 接続したいBluetooth機器のプロファイルに対応する
- ドライバーや既存Bluetoothと競合しない
- USBポートを常時1つ使って問題ない
こと。
Wi-Fiも追加したいなら別記事へ
BluetoothがないPCは、Wi-Fiも搭載していないことがある。
その場合、
- Bluetooth USBアダプター
- Wi-Fi USB子機
を別々に増設する方法もあるが、デスクトップPCならWi-Fi+Bluetoothをまとめて追加できるPCIeカードが候補になる。
Wi-Fi接続そのものが必要ならデスクトップPCをWi-Fi化する記事で比較する。
買わなくていい場合
- PCにBluetoothがすでに内蔵されている
- Bluetoothが一時的に無効になっているだけ
- 接続したい機器がUSBレシーバー方式で、Bluetoothを使わない
- Wi-FiとBluetoothを同時に追加したく、別方式の方が構成しやすい
USB Bluetoothアダプターは、Bluetooth機能が本当にないPCへ、Bluetoothだけを小さく追加したい場合に向く。
関連アイテム
サンワサプライ KU-SLEN05BKK
BluetoothアダプターをPC背面へ直接挿すと受信位置が悪くなる場合に使う、0.5mのUSB 2.0延長ケーブル。
常に必要な物ではない。アダプターの位置を少し動かすことで接続状態を試したい場合だけ候補にする。
高速ストレージなど、USB 2.0では足りない機器の延長用途には使わない。