ノートPCが熱いときの冷却対策|スタンドと冷却台はどっちを使う?
ノートPCが熱いからといって、最初から大型の冷却台を買う必要はない。
ノートPCが熱いからといって、最初から大型の冷却台を買う必要はない。
まず見るのは、底面や側面の吸排気口が塞がれていないか、机との隙間を作れば改善するか。
軽い発熱ならスタンドで底面を浮かせるだけで足りる場合がある。高負荷作業を長く続け、底面を浮かせても熱がこもるならファン付き冷却台を検討する。
先に結論
- まず底面を浮かせたい → ファンなしのノートPCスタンド
- 姿勢調整と冷却を1台で済ませたい → ファン付きスタンド
- 17インチ級まで含め、複数ファンで風を当てたい → 大型の冷却台
冷却用品を増やしても、通気口がホコリで詰まっている、ファン異常がある、内部温度が異常に高い、といった原因そのものは直らない。異音・突然の電源断・極端な性能低下が続く場合は、冷却台を追加し続けるよりPCメーカーの診断や修理を優先する。
買う前に確認すること
吸排気口の位置
ノートPCによって、底面から吸気するもの、側面や背面から排気するものなど構造が違う。
スタンドの支点や冷却台のパネルが吸排気口を塞がないかを見る。
本体サイズ
「15.6インチ対応」「17インチ対応」は先に確認する。
画面サイズだけでなく、実際の本体幅・奥行きとストッパー位置も見る。
高くして直接タイピングするか
角度を大きく付けるほど画面位置は上げやすいが、ノートPC本体のキーボードは打ちにくくなることがある。高く持ち上げて使うなら、外付けキーボード・マウスを使う構成も考える。
ファン音
静かな部屋やオンライン会議で使うなら、冷却性能だけでなく動作音も確認する。
3候補の違い
| 商品 | 向く使い方 | 対応サイズ | 冷却方式 | 注意 |
|---|---|---|---|---|
| エレコム PCA-LTSCANSV | まず底面を浮かせる | 10~17.3インチ | ファンなし | 能動的に風は送らない |
| エレコム PCA-LTSFANH8BK | スタンド+ファンを1台で | ~15.6インチ | 1ファン | 約930g、USB給電 |
| サンワダイレクト 400-CLN025 | 大きめPCを複数ファンで冷却 | ~17インチ | 5ファン | 約1kg、LED消灯不可 |
まず底面を浮かせる
エレコム PCA-LTSCANSV
ファンを使わず、ノートPCの底面に空間を作るポータブルスタンド。
10~17.3インチに対応し、角度は9段階。アルミ製で、折りたたんで持ち運べる。
向く人
- 普段使いでは問題ないが、机へ直置きすると底面が熱くなる
- ファン音を増やしたくない
- 持ち運べるスタンドがほしい
- 17インチ級まで対応させたい
注意
これは冷却ファンではない。
PC内部へ風を送り込むのではなく、底面を浮かせて通気しやすくするための選択肢として考える。
高負荷時の発熱が強いPCでは、これだけで十分とは限らない。
スタンドと冷却を1台にまとめる
エレコム PCA-LTSFANH8BK
15.6インチまでに対応する、冷却ファン付きノートPCスタンド。
1基のファンを搭載し、ファン位置を上下に調整できる。角度は約23~53度の8段階。脚を立てると高さを約9.5cm上げられる。
公式仕様では、ファン回転数は約4000rpm、最大風量約30CFM、騒音レベル約29dB(A)。USB 5V/2A以上で給電する。
向く人
- ファンなしスタンドより一段強く冷却したい
- 15.6インチ以下のノートPCを使う
- 画面位置も上げたい
- 大型冷却台を常設したくない
注意
約930gあるため、薄いファンなしスタンドほど軽くはない。
また、ファンが1基なので、PC底面の吸気位置とファン位置が合うかを先に見る。単純にファン数だけで選ばない。
複数ファンで広く風を当てる
サンワダイレクト 400-CLN025
最大17インチ程度まで対応する大型冷却台。
大ファン4基+小ファン1基の合計5ファンを搭載する。公式仕様では騒音値25dB、風量は無段階調整、高さは3段階。USB給電で、重量は約1kg。
向く人
- 15.6~17インチ級のノートPCを長時間使う
- ファン付きスタンドより広い範囲へ風を当てたい
- 持ち運びより常設を優先する
注意
本体は幅400×奥行320mmと大きい。
風量と連動するブルーLEDは消灯できない。寝室や光を減らしたい環境では相性を確認する。
迷ったら
最初から一番大きな冷却台を選ぶ必要はない。
底面を浮かせるだけで改善しそう → PCA-LTSCANSV
高さ調整とファンを1台にまとめたい → PCA-LTSFANH8BK
大きめPCを広い冷却面で冷やしたい → 400-CLN025
という順で考えると選びやすい。
冷却台を買う前に掃除した方がいい場合
通気口にホコリが詰まっているなら、冷却台を足す前にPCメーカーが案内する清掃方法を確認する。
ただし、ノートPCの分解を前提にしない。保証条件や分解方法は機種ごとに違う。
買わなくていい場合
- 机上で通気口が塞がれていない
- 軽い作業では発熱に困っていない
- PCメーカーの診断上、温度やファンに異常がない
- 一時的な高温で、その後は正常に戻っている
冷却用品は、「熱いから何か置く」ではなく、通気を改善する必要があるか、追加の送風が必要かで決める。