車中泊を始めるための基本セット
初めての車中泊で必要な寝床・目隠し・照明を、車内寸法と使い方から比較。基本・標準・充実で買いすぎを防ぐ。
初めての車中泊で先に考えるのは、ポータブル電源や大量の便利グッズではない。
まず、泊まってよい場所か、車内で体を伸ばせるか、外からの視線を遮れるか、夜に両手を空けて照らせるかを確認する。
この記事は1人・1泊、春秋など極端な暑さ寒さを避けた条件を想定する。真夏・厳冬期、車内調理、長期滞在は別設計とする。
先に結論
基本
- 手持ち寝具で寝られるか確認
- 側面・後面の目隠し
- 小型LED照明
標準
- 床当たりが気になるならインフレーターマットを追加
- 前面側まで視線が気になるならフロントカーテンを追加
充実
最初から商品を増やす段階ではない。何度か車中泊してから、
- 電源が本当に不足する
- 季節対策が必要
- 車種専用シェードが必要 など、実際に出た不満へ追加する。
購入前に確認すること
- 宿泊利用が認められた場所か
- シートを倒した実測長・幅・段差
- 窓の枚数・寸法・磁石が付く位置
- 気温。真夏・厳冬期を基本セットで押し切らない
選び方
寝床:マットは「厚い方」ではなく車に収まる方
手持ちのマットや敷布団が安全に収まるなら買い直さない。
新しく買うなら、車内寸法に合わせて2候補から選ぶ。
Coleman
キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル2000036153
使用時約198×68×10cmのセルフインフレーターマット。厚みを取りたい一人用候補。
- 厚さ約10cm
- 約198×68cm
- ポリウレタンフォーム入り
向いている人:幅68cmを確保でき、厚みを優先したい人
- 車内の有効長・幅・天井高を実測する。大きなシート段差や傾斜そのものを解消する道具ではない。
WAQ
インフレータブル式マット 8cmwaq-m8
使用時約190×65×8cm。Colemanより幅と長さを抑えやすいセルフインフレーターマット。
- 約190×65×8cm
- 収納時約65×20cm
- 重量約2.5kg
向いている人:車内幅が限られ、65cm幅の方が収めやすい人
- Amazonの色バリエーションと型番表示を公開前に再確認。常設用途ではなく、使用後はメーカー説明に沿って保管する。
| 候補 | 使用時サイズ | 厚さ | 向く条件 |
|---|---|---|---|
| Coleman 2000036153 | 約198×68cm | 約10cm | 厚みを取りたい |
| WAQ waq-m8 | 約190×65cm | 約8cm | 幅・長さを少し抑えたい |
迷ったら: 68cm幅が余裕で収まるならColeman。幅65cmの方が車内へ収めやすいならWAQ。
選び方
目隠し:比較ではなく、窓の場所で役割が違う
SEIWA
楽らくマグネットカーテンIMP037
約800×520mmのマグネット式カーテン。窓枠へ磁石で取り付け、側面・後面の視線対策に使う。
- 約800×520mm
- マグネット取付
- 遮光・目隠し用途
向いている人:側面・後面の窓を手軽に隠したい人
- 車両側の取付部が磁石に対応するか確認。窓寸法と枚数を先に数える。
SEIWA
楽らくマグネットフロントカーテンIMP202
約2600×900mmのフロント周辺用マグネットカーテン。側面用IMP037とは役割が異なる。
- 約2600×900mm
- フロント周辺を広く覆う
- マグネット式
向いている人:前面側まで視線対策を追加したい人
- フロント周辺の形状・取付位置を確認。走行中は使用しない。
IMP037とIMP202は競合ではない。
- IMP037:側面・後面
- IMP202:前面側
手持ちのサンシェード等で十分な場所は買い足さない。
選び方
照明:乾電池か充電式かで選ぶ
GENTOS
EXPLORER EX-334DEX-334D
単3形電池4本で使う小型LEDランタン。3色の光色と無段階調光に対応。
- 白色・昼白色・暖色
- 無段階調光
- 約φ59×132mm・約242g
向いている人:充電残量の管理より、乾電池交換で使い続けたい人
- 最大光量を車内で常用する必要はない。手持ちLEDランタンがあれば買い替え不要。
Coleman
ハンギングEライト2000037352
最大約250lmの充電式小型ライト。吊り下げやマグネット固定を使いやすい。
- 最大約250lm
- USB充電式
- 吊り下げ・マグネット固定
向いている人:小型・充電式で、吊るす/固定する使い方を優先する人
- 充電切れに備える。車内の取付場所で磁石が使えるか事前に確認する。
| 候補 | 電源 | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| GENTOS EX-334D | 単3形×4 | 3色・無段階調光 | 電池交換で使いたい |
| Coleman ハンギングEライト | 充電式 | 小型・吊下げ・磁石 | 充電式でコンパクトにしたい |
迷ったら: 予備電池を積むならGENTOS。普段から充電管理するならColeman。
基本・標準・充実の組み合わせ
基本
- 手持ち寝具
- IMP037(必要枚数)
- EX-334D または ハンギングEライト
標準
基本に加えて、
- ColemanまたはWAQのマット
- 前面まで必要ならIMP202
充実
商品を固定しない。実際に複数回使ってから不足した役割だけ追加する。
買わなくていい物
- スマホ充電程度しか使わないのに大型ポータブル電源
- 手持ちLEDランタンがあるのに新しいランタン
- 手持ち寝具が収まるのに車中泊専用マット
- 車内で使うカセットこんろ
まとめ
初回の車中泊では、寝床・目隠し・照明が中心。
しかも全部買うのではなく、手持ち品と車内寸法を確認して不足分だけ足す。
マットと照明は用途差が大きいため比較し、目隠しは窓の場所に応じて必要な物だけ選ぶ。